
芝刈り中にふと自転車置き場を見ると、使っていない自転車にアシナガバチの巣ができていることに気づいてしまいました。
まだ5cmぐらい。今退治せねば真夏にたいへんなことになるなあ。
憂鬱になりながら、コスモスで「ハチの巣バズーカ」的な駆除剤を買い求めました。
それにしても。
自分の生活を守るためとはいえ言葉にできない緊張と罪悪感です。
芝刈り中、カエルやコオロギやバッタやその他の虫たちが一斉に逃げる様を見て、自分は「デストロイヤー」なのだといつも思います。虫たちに「ごめんよごめんよ上手に逃げてよ」と願うのと同じように、ハチも明日の朝になったら何かうまいことどっか行ってくれへんかなと思いながら駆除を先延ばししてその日は休みました。
そして次の日の朝。
え?
ハチの巣、なくなってるんですけど。
えー???
「ハチの巣バズーカ」の危機を察知して一晩で巣をたたんで引っ越してくれたのでしょうか。
混乱しつつAIにこれはどういうことかと聞いてみたところ、カラスではないかとの答え。カラスがアシナガバチの巣を襲撃することは珍しくないのだそうです。「自分でスプレーしなくてよくなってラッキーでしたね」とAIは言うけれど、そんな単純な話なのかなこれは。予想外に自然界の厳しさに触れることになった結末に何とも言えぬ気持ちになりました。
その後、女王蜂が最初に育てるハチの数とか、はたらきバチは何を食べているのかとか、生き残ったハチはその後どうなるのとか色々質問して、ほんとかウソかはよくわからないものの勝手に切なくなったままこの文章を書いています。
AI「ハチもカラスも、それぞれが“精一杯生きる”という役割を全うしただけのこと。そんな自然の大きな循環の中に、あなたもまた、少しだけ参加させてもらったということですよ」。
