東京にて

2024年の東京旅1日目、「蜷川実花展」と「もじ イメージ Graphic 展」に行ってきました。

「蜷川実花展」は最終日。たくさんの人に押されながら、鮮やかな色彩の中を回遊してきました。極彩色の造花と様々な形の画面に映し出される映像は時を留めるものとしてそこにあり、そのことで生を浮かび上がらせているのかなと想像。没入できるかどうかが鍵であったと思います。

「もじ イメージ Graphic 展」は眼福としか言いようがない展示でした。様々な挑戦や姿勢、矜持を拝見し、グラフィックデザインの豊かさを改めて感じることができました。会場となっている「21_21 DESIGN SIGHT」のチケットは青い丸いシールになっていて、服のどこかに貼ってから入場します。私はコートの左襟に貼ったのですが、そこにいる人たちが青い丸いシールでつながっているような、素敵な「仕組み」のデザインでした。

2日目は池袋の西武百貨店地下2Fの和洋菓子売り場をじっくり歩くことに。いちごや桜が輝いて明るい春が広がっていました。商品の素晴らしさと店舗・ディスプレイ・パッケージのすべてのデザインが融合して訴えかけてくる力。加えて圧倒的な生産力。プロの知恵と技の饗宴に半分感動半分落胆しながら、自分にできることを全力でやろうと考えたのでした。春が来ますように。

余談ですが、大学の4年間を東京で過ごしたはずなのに、池袋から富士山が見えることを初めて知りました。サンシャイン60にも何度も訪れているのですがお天気が悪かったんでしょうか。